トレーラーハウスの購入を検討しているけれど、『価格はいくらかかるの?』『どの業者を選べばいいの?』『本当に節税効果はあるの?』と悩んでいませんか。本体価格だけでなく輸送費や設置費用も含めた総費用、事業用として活用する際の税制メリット、信頼できる販売業者の選び方まで、トレーラーハウス購入に必要な情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、予算計画から業者選定、購入後の手続きまで、失敗しないトレーラーハウス購入の全体像が把握できます。
トレーラーハウスの販売価格相場【新品・中古・総費用】

トレーラーハウスの購入を検討する際、まず気になるのが価格です。
新品か中古か、サイズや仕様によって価格帯は大きく異なり、本体価格以外にも輸送費や設置費用などの諸経費が発生します。
ここでは、トレーラーハウス購入にかかる総費用の全体像を明確にし、予算計画を立てるための具体的な価格相場を解説します。
新品トレーラーハウスの価格帯:300万〜1,500万円
新品トレーラーハウスの価格は、300万円から1,500万円程度が一般的な相場です。
この価格差は、サイズ、仕様、内装のグレード、設備の充実度によって生じます。
低価格帯(300万〜500万円)では、コンパクトなサイズ(10〜15㎡程度)で、シンプルな内装・最低限の設備を備えたモデルが中心です。
例えば、パークホームズでは238万円からのエントリーモデルを提供しており、事務所や小規模店舗として活用できます。
また、SPACER(スペーサー)では業界最安クラスの199万円からの販売を行っており、初期投資を抑えたい法人や個人に適しています。
中価格帯(500万〜900万円)では、20〜30㎡のスタンダードサイズで、住居や店舗として実用的な設備(キッチン、バス・トイレ、エアコンなど)が整ったモデルが主流です。
このクラスは、セカンドハウスや事業用施設として最もバランスが良く、多くの購入者が選択する価格帯です。
高価格帯(900万〜1,500万円以上)は、30㎡を超える広々とした空間に、高級内装材、システムキッチン、独立バスルーム、床暖房などを備えたラグジュアリーモデルです。
グランピング施設やリゾート型宿泊施設、高級別荘として利用されることが多く、デザイン性と居住性を両立させた仕様となっています。
新品を選ぶメリットは、自分の用途に合わせたカスタマイズが可能な点と、メーカー保証が付く安心感です。
長期的に使用する予定がある場合や、事業用として減価償却を活用したい場合には、新品の購入が推奨されます。
中古トレーラーハウスの価格帯:150万〜800万円
中古トレーラーハウスの価格は、150万円から800万円程度が相場です。
築年数、使用状況、設備の劣化具合によって価格は大きく変動します。
低価格帯(150万〜300万円)は、築10年以上の比較的古いモデルや、内装・設備に経年劣化が見られる物件です。
ただし、リフォームや修理を前提とすれば、初期投資を大幅に抑えられるため、DIYが得意な方や短期利用を考えている方には適しています。
中価格帯(300万〜500万円)では、築5〜10年程度で、内装や設備が比較的良好な状態のモデルが多く流通しています。
メンテナンスがしっかりされていれば、すぐに使用開始できる物件も多く、コストパフォーマンスに優れています。
高価格帯(500万〜800万円)は、築浅で高級仕様のモデルや、大型サイズの物件です。
新品との価格差が小さい場合もあるため、購入時には状態を慎重に確認し、新品との比較検討が重要です。
中古トレーラーハウスを扱う業者としては、カンバーランド・ジャパンやスペースホームなどが、買取・中古販売・リフォームまで総合的にサポートしています。
中古購入の注意点としては、構造体の劣化(床下、フレーム、タイヤ・車軸の状態)、水回りの状態(配管の錆や漏水の有無)、電気設備の動作確認などを、購入前に専門業者と一緒に入念にチェックすることが不可欠です。
本体以外にかかる費用(輸送費・設置費・諸経費)
トレーラーハウスの購入では、本体価格以外に輸送費、設置費用、諸経費が発生します。
これらの費用は意外と高額になるケースが多く、事前に把握しておかないと予算オーバーの原因になります。
輸送費は、製造工場または保管場所から設置場所までの距離と、トレーラーハウスのサイズによって決まります。
一般的には、50万円〜150万円程度が相場です。
小型のコンパクトタイプであれば50万〜70万円程度、大型のラグジュアリータイプでは100万〜150万円以上かかることもあります。
また、設置場所が山間部や離島など、アクセスが困難な場所の場合は、追加費用が発生する可能性があります。
設置費用には、基礎工事(ブロック基礎やコンクリート基礎)、電気・水道・排水の接続工事、外構工事などが含まれます。
設置費用の目安は30万円〜100万円程度で、設置場所の地盤状況や、インフラ整備の有無によって変動します。
例えば、既に整地されていて電気・水道が近い場合は費用を抑えられますが、未整地の土地や、インフラが遠い場合には追加工事が必要になります。
諸経費としては、以下のような項目があります。
- 自動車税:トレーラーハウスは車両扱いのため、年間数千円〜数万円の自動車税が課税されます(サイズ・重量による)
- 自賠責保険:公道を走行する際に必要(年間数千円程度)
- 設置届出費用:自治体への届出や手続き代行費用(数万円程度)
- 火災保険・動産保険:任意ですが、加入を推奨(年間数万円〜)
例えば、本体価格500万円の中型トレーラーハウスを購入する場合、輸送費70万円、設置費用50万円、諸経費20万円とすると、総額は約640万円となります。
本体価格の1.2〜1.4倍程度を総予算として見積もっておくと安全です。
業者によっては、輸送費・設置費込みのパッケージ価格を提示しているところもあるため、見積もり時に内訳を詳しく確認することが重要です。
トレーラーハウス販売のサイズ・用途別価格詳細

トレーラーハウスは、用途や設置場所に応じて最適なサイズを選ぶことが重要です。
ここでは、サイズごとの価格帯と、それぞれに適した用途を詳しく解説します。
コンパクトタイプ(〜20㎡)の価格と用途
コンパクトタイプは、床面積20㎡以下の小型トレーラーハウスで、価格帯は200万〜500万円程度です。
このサイズは、初期投資を抑えつつ、限られたスペースで機能的に活用したい方に最適です。
主な用途としては、以下のようなものがあります。
- 小規模事務所:1〜2名で使用するオフィススペース、テレワーク用の個室
- 店舗:カフェ、雑貨店、移動販売店の拠点
- 趣味部屋・書斎:自宅敷地内に設置し、趣味や仕事専用のプライベート空間として
- ゲストハウス:来客用の宿泊施設
コンパクトタイプは、設置スペースが限られている都市部や、敷地内に追加の建物を建てられない場合に有効です。
また、輸送費や設置費用も比較的安く抑えられるため、総費用を300万〜600万円程度に収めることが可能です。
例えば、SPACERの199万円モデルは、約12㎡のコンパクトサイズで、シンプルながら事務所や店舗として十分な機能を備えています。
コンパクトタイプのデメリットとしては、居住性がやや限定的である点が挙げられます。
長期間の生活には向きませんが、短期滞在や日中の作業スペースとしては十分です。
スタンダードタイプ(20〜30㎡)の価格と用途
スタンダードタイプは、床面積20〜30㎡のトレーラーハウスで、価格帯は500万〜900万円程度です。
このサイズは、居住性と機能性のバランスが良く、最も幅広い用途に対応できるため、購入者の中でも人気が高いカテゴリーです。
主な用途は以下の通りです。
- 住居・セカンドハウス:1〜2人が快適に生活できる空間、週末の別荘として
- 中規模事務所:3〜5名程度のチームで使用できるオフィス
- 店舗・カフェ:客席スペースと厨房を備えた飲食店、物販店
- 宿泊施設:グランピング施設、民泊、簡易宿所
- 診療所・サロン:小規模な医療施設、美容サロン、整体院など
スタンダードタイプは、キッチン、バス・トイレ、寝室を独立させた間取りが可能で、生活に必要な設備を一通り揃えられる点が魅力です。
また、断熱性能やエアコン、床暖房などの快適設備も充実させやすく、四季を通じて快適に利用できます。
総費用としては、輸送費・設置費込みで700万〜1,100万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
HCTトレーラーハウスやSJ trailer companyなどは、愛知県や全国に対応し、このサイズ帯での豊富なバリエーションを提供しています。
スタンダードタイプは、住居としても事業用としても柔軟に対応できるため、用途が複数ある場合や、将来的な転用を考えている方に最適です。
ラグジュアリータイプ(30㎡〜)の価格と用途
ラグジュアリータイプは、床面積30㎡以上の広々としたトレーラーハウスで、価格帯は900万〜1,500万円以上です。
高級内装材、システムキッチン、独立バスルーム、床暖房、高性能断熱材など、居住性とデザイン性を追求した仕様が特徴です。
主な用途は以下の通りです。
- 高級別荘・リゾート住宅:長期滞在や定住も可能な快適空間
- グランピング施設:宿泊客に特別な体験を提供する高級アウトドア施設
- モデルハウス・ショールーム:住宅メーカーや不動産業者の展示用
- イベントスペース:パーティールーム、撮影スタジオ、展示会場
- 高級店舗:ブランドショップ、高級レストラン
ラグジュアリータイプは、デザイン性と居住性を妥協したくない方や、事業として高付加価値なサービスを提供したい方に向いています。
例えば、パークホームズが提供する『パークラウンド』は、近未来的なデザインと高い機能性を兼ね備えたラグジュアリーモデルとして人気です。
また、グランピング施設向けのモデルは、宿泊客に非日常的な体験を提供でき、集客力の高い施設として注目されています。
総費用は、輸送費・設置費込みで1,200万〜2,000万円程度となるケースが多く、一般住宅の建築費用に匹敵する場合もあります。
ただし、トレーラーハウスならではの移動可能性や税制優遇を活かせる点は、固定建築物にはない大きなメリットです。
ラグジュアリータイプを検討する際は、投資回収計画やランニングコストも含めた総合的な判断が重要です。
事業用トレーラーハウス購入で得られる3つの節税メリット

トレーラーハウスを事業用として購入すると、固定建築物にはない税制上のメリットが得られます。
特に、減価償却期間の短さや固定資産税の非課税など、キャッシュフローの改善に直結する優遇措置があります。
ここでは、事業用トレーラーハウスの3つの節税メリットを詳しく解説します。
減価償却4年で経費計上できる仕組み
トレーラーハウスは、税法上『車両及び運搬具』に分類されるため、法定耐用年数は4年とされています。
これは、一般的な建物(木造住宅で22年、鉄骨造で34年など)と比較して、非常に短い期間で減価償却できることを意味します。
例えば、800万円のトレーラーハウスを購入した場合、定額法で減価償却すると、年間200万円を経費として計上できます。
これにより、課税所得が圧縮され、法人税や所得税の負担を大幅に軽減できます。
特に、利益が多く出ている年度に購入することで、短期間で節税効果を最大化できる点が大きな魅力です。
また、中古トレーラーハウスを購入した場合は、耐用年数がさらに短縮される可能性があります。
例えば、築3年の中古トレーラーハウスであれば、残存耐用年数は1年となり、1年間で全額を経費計上できるケースもあります(簡便法の場合)。
ただし、減価償却を活用するためには、トレーラーハウスが事業用として使用されていることが前提です。
店舗、事務所、宿泊施設、診療所など、明確な事業目的での使用が求められます。
個人の別荘やセカンドハウスとして使用する場合は、減価償却の対象外となるため注意が必要です。
税務処理の詳細については、税理士や会計士に相談し、適切な計上方法を確認することをおすすめします。
固定資産税がかからない条件と注意点
トレーラーハウスが車両扱いを維持している限り、固定資産税は課税されません。
これは、土地や建物に課される固定資産税(評価額の1.4%程度)を回避できる大きなメリットです。
例えば、評価額1,000万円の建物であれば、年間約14万円の固定資産税が発生しますが、トレーラーハウスであればこれが不要になります。
ただし、固定資産税が非課税となるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 車両としての要件を満たしている:車輪とけん引装置を備え、移動可能な状態であること
- 土地に定着していない:基礎工事がコンクリートで固定されておらず、ブロック基礎やジャッキで設置されていること
- 設置場所の用途が一時的:恒久的な建築物としてではなく、移動可能な施設として利用されていること
特に注意すべきは、基礎工事の方法です。
コンクリート基礎で完全に固定してしまうと、『建築物』とみなされ、固定資産税の課税対象となる可能性があります。
そのため、設置時にはブロック基礎やジャッキを使用し、いつでも移動できる状態を保つことが重要です。
また、自治体によっては、トレーラーハウスの取り扱いに独自の解釈や基準を設けている場合があります。
設置前に、設置予定地の自治体に確認し、固定資産税の課税対象にならないことを事前に確認しておくことが推奨されます。
一部の自治体では、『家屋』として認定され、固定資産税が課税されるケースも報告されていますので、慎重な確認が必要です。
車両扱いを維持するための3つの要件
トレーラーハウスが税制上の優遇を受けるためには、車両扱いを維持することが絶対条件です。
国土交通省の通達に基づき、以下の3つの要件を満たす必要があります。
1. 随時かつ任意に移動できること
トレーラーハウスは、必要に応じていつでも移動できる状態を保つ必要があります。
具体的には、車輪とけん引装置が常に機能する状態であり、公道を通行できる大きさ(幅2.5m以下、高さ3.8m以下など)に収まっていることが求められます。
タイヤを外したり、車軸を固定したりすると、車両扱いから外れる可能性があります。
2. 設置場所の土地に定着していないこと
トレーラーハウスは、土地に固定されず、ブロック基礎やジャッキで支える設置方法が基本です。
コンクリート基礎を打ったり、アンカーボルトで固定したりすると、『建築物』とみなされ、建築基準法の適用を受ける可能性があります。
また、電気・水道・排水の接続も、着脱可能な方式(クイックカプラー方式など)で行うことが推奨されます。
3. 用途が継続的な居住や事業に供されていても、移動可能性が保たれていること
トレーラーハウスは、事業用や住居用として長期間使用していても、移動できる状態であれば車両扱いが維持されます。
ただし、周囲に塀を設けたり、増築して固定構造物と一体化したりすると、移動可能性が失われ、建築物として扱われる危険があります。
これらの要件を満たしているかどうかは、設置時の施工方法と維持管理に大きく依存します。
信頼できる業者に依頼し、適切な設置方法を守ることが、税制優遇を受けるための最重要ポイントです。
また、定期的に車両としての機能を確認し、必要に応じてメンテナンスを行うことで、長期的に車両扱いを維持できます。
トレーラーハウス販売業者・メーカーおすすめ7社

トレーラーハウスの購入では、信頼できる業者選びが成功の鍵を握ります。
ここでは、全国対応の大手メーカーと地域密着型の販売業者、合計7社を紹介し、それぞれの特徴と強みを解説します。
全国対応の大手メーカー4社の特徴と強み
1. SPACER(スペーサー)
SPACERは、業界最安クラスの199万円からトレーラーハウスを提供しているメーカーです。
低価格ながらデザイン性が高く、コストを抑えながらおしゃれな空間を実現したい方に最適です。
全国対応で、初期投資を最小限にしたい法人や個人事業主に人気があります。
2. パークホームズ
パークホームズは、238万円からのエントリーモデルから、近未来型デザインの高級モデル『パークラウンド』まで、幅広いラインナップを展開しています。
特に、グランピング施設向けのモデルに強みがあり、リゾート事業者からの支持が厚いです。
デザイン性と機能性を両立させた製品が魅力です。
3. カンバーランド・ジャパン
カンバーランド・ジャパンは、長野県長野市に展示場を持ち、販売・買取・中古販売・リフォームまで総合的にサポートしています。
中古トレーラーハウスの取り扱いが豊富で、予算を抑えたい方や、リフォームでカスタマイズしたい方におすすめです。
実物を展示場で確認できる点も安心です。
4. スペースホーム
スペースホームは、トレーラーハウスの販売、中古買取・販売、レンタル、修理・パーツ販売、専用別荘地の管理など、総合的なサービスを提供しています。
購入後のメンテナンスやパーツ交換にも対応しており、長期的なサポート体制が整っています。
レンタルで試してから購入を検討できる点も魅力です。
地域密着型の販売業者3社(関東・関西・九州)
1. HCTトレーラーハウス(愛知県・東海地方)
HCTトレーラーハウスは、愛知県名古屋市を拠点に、東海地方を中心に全国対応しています。
設計・製造・販売まで自社で一貫対応しており、顧客のニーズに応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
豊富なバリエーションと、地域に根ざした丁寧なサポートが特徴です。
2. SJ trailer company(全国対応・関東拠点)
SJ trailer companyは、店舗、事務所、セカンドハウスなど、様々な用途に対応したトレーラーハウスを提供しています。
レンタルや中古での対応も可能で、初期費用を抑えたい方に柔軟な選択肢を提供しています。
全国対応ですが、関東圏での実績が豊富です。
3. トレーラーシップ(熊本県・九州地方)
トレーラーシップは、熊本市を拠点に、九州全域でトレーラーハウスの販売を展開しています。
地域密着型の手厚いサポートが強みで、設置後のアフターケアや、地域特有の気候・環境に適したアドバイスを受けられます。
九州エリアでの購入を検討している方には特におすすめです。
業者選びで失敗しない5つのチェックポイント
トレーラーハウスの購入は高額な投資であり、業者選びを誤ると後悔する可能性があります。
以下の5つのチェックポイントを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
1. 実績と施工事例の豊富さ
過去の施工事例や納品実績を確認し、自分の用途に近い事例があるかをチェックしましょう。
実績が豊富な業者は、設置のノウハウや、トラブル対応の経験も蓄積されています。
Webサイトやパンフレットで、施工事例の写真や顧客の声を確認することをおすすめします。
2. 保証内容とアフターサポート
購入後の保証期間(構造体、設備、内装など)と、アフターサポートの内容(定期点検、修理対応、パーツ供給など)を確認しましょう。
例えば、群馬陸送は、自社製造のため全製品に10年保証を提供しています。
長期間安心して使用するためには、保証とサポート体制が充実している業者を選ぶことが重要です。
3. 見積もりの透明性
見積もりの内訳が明確で、本体価格、輸送費、設置費用、諸経費がそれぞれ明示されているかを確認しましょう。
不明瞭な項目や、後から追加費用が発生する可能性がある場合は、事前に詳しく質問することが大切です。
複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
4. 展示場での実物確認
可能であれば、展示場で実物を見学し、サイズ感、内装の質感、設備の使い勝手を確認しましょう。
写真やカタログだけでは分からない細部の仕上がりや、居住性を体感できます。
展示場がない業者の場合は、過去の納品先を見学させてもらえるか相談してみましょう。
5. 法令遵守と適切なアドバイス
トレーラーハウスは、車両扱いを維持するための設置方法や、自治体への届出など、法令遵守が重要です。
業者が適切な知識を持ち、法令に沿った設置方法やアドバイスを提供してくれるかを確認しましょう。
違法な設置方法を提案する業者や、税制優遇について誤った情報を伝える業者は避けるべきです。
トレーラーハウス購入の流れ【5ステップで解説】

トレーラーハウスの購入から設置、引き渡しまでの流れを、5つのステップに分けて詳しく解説します。
全体の流れを把握しておくことで、スムーズに購入を進められます。
ステップ1:用途・予算の整理と業者への問い合わせ
まず、トレーラーハウスの用途(住居、事務所、店舗、宿泊施設など)と、予算の上限を明確にします。
用途によって必要なサイズや設備が変わり、予算によって選べるグレードが決まります。
次に、複数の業者に問い合わせを行い、カタログ請求やオンライン相談を活用して情報収集します。
この段階で、以下の点を業者に伝えると、より具体的な提案を受けられます。
- 用途と利用人数
- 希望するサイズ(床面積)
- 予算の範囲(本体価格と総費用)
- 設置予定地の情報(住所、土地の状況、インフラの有無)
- 希望する設備やカスタマイズ内容
また、展示場の見学予約を行い、実物を確認する機会を設けることをおすすめします。
ステップ2:現地調査と見積もり比較
業者が設置予定地の現地調査を行います。
現地調査では、以下の項目を確認します。
- 敷地の広さと形状、地盤の状態
- 搬入路の幅、高さ制限、道路状況
- 電気・水道・排水設備の位置と接続方法
- 周辺環境(隣地との距離、日当たり、風通しなど)
現地調査の結果をもとに、業者から詳細な見積もりが提示されます。
見積もりには、本体価格、輸送費、設置費用、諸経費が含まれているかを確認し、不明点があれば質問しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、仕様・保証内容・納期を総合的に比較することが重要です。
ステップ3:仕様決定と契約のポイント
見積もり比較の結果、業者を選定したら、トレーラーハウスの仕様を最終決定します。
仕様決定では、以下の項目を確認します。
- サイズと間取り
- 内装・外装の素材とカラー
- 設備(キッチン、バス・トイレ、エアコン、照明など)
- 電気・水道・排水の仕様
- オプション追加(家具、家電、断熱強化など)
仕様が確定したら、正式な契約を締結します。
契約時には、以下のポイントを必ず確認してください。
- 契約内容の詳細:仕様、価格、納期、支払い条件
- 保証内容:保証期間、保証範囲、免責事項
- キャンセル規定:契約後のキャンセル料、変更可能な範囲
- 引き渡し条件:引き渡し時の確認事項、不具合発見時の対応
契約書の内容に不明点や疑問点があれば、必ず契約前に質問し、納得してから署名しましょう。
ステップ4:製造期間と納期の目安
契約後、トレーラーハウスの製造が開始されます。
製造期間は、仕様や業者の生産状況によって異なりますが、一般的には2〜4ヶ月程度が目安です。
新品のオーダーメイド製造の場合、3〜4ヶ月かかることが多く、既製品やセミオーダーの場合は1〜2ヶ月で納品されることもあります。
繁忙期(春や秋)は納期が延びる可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
製造中は、業者から進捗報告を受けることができる場合もあります。
完成前に工場見学や中間確認を依頼できる業者もあるため、気になる場合は相談してみましょう。
ステップ5:設置・引き渡し・届出手続き
トレーラーハウスが完成したら、設置予定地への輸送と設置作業が行われます。
輸送には大型トレーラーが使用され、搬入路の幅や高さ制限をクリアする必要があります。
設置作業では、ブロック基礎やジャッキでの固定、電気・水道・排水の接続が行われます。
設置完了後、業者と一緒に引き渡し検査を実施します。
以下の項目を確認しましょう。
- 外観・内装の仕上がり状態
- 設備の動作確認(電気、水道、ガス、エアコンなど)
- ドア・窓の開閉、鍵の動作
- 床や壁の傾き、歪みの有無
- 契約内容との相違がないか
不具合や相違点があれば、その場で業者に指摘し、修正対応を依頼します。
引き渡し後は、自治体への届出手続きが必要です。
トレーラーハウスは建築確認申請は不要ですが、設置届や用途に応じた許可(飲食店営業許可、宿泊業許可など)が必要な場合があります。
業者が手続きをサポートしてくれることが多いですが、最終的には所有者が責任を持って対応する必要があります。
トレーラーハウスは新品と中古どちらを選ぶべきか

トレーラーハウスの購入を検討する際、新品と中古のどちらを選ぶかは重要な判断ポイントです。
それぞれのメリット・デメリットと、どんな人に向いているかを解説します。
新品がおすすめな人の特徴と理由
新品のトレーラーハウスは、以下のような方に最適です。
1. 自分の用途に合わせてカスタマイズしたい人
新品であれば、間取り、内装、設備、デザインを自由にカスタマイズできます。
事業用として特定の設備が必要な場合や、こだわりのデザインを実現したい場合には、新品が最適です。
2. 長期間使用する予定がある人
新品は耐用年数が長く、10年以上の長期使用を前提としている場合には、メンテナンスコストや故障リスクが低く抑えられます。
また、メーカー保証が付くため、初期不良や製造上の問題に対して安心です。
3. 減価償却を最大限活用したい人
事業用として購入し、減価償却を4年間フルで活用したい場合、新品の購入が有利です。
中古の場合、残存耐用年数が短くなるため、減価償却のメリットが限定的になります。
4. 衛生面や安全性を重視する人
新品であれば、前所有者の使用状況を気にする必要がなく、衛生面や安全性で安心です。
特に、飲食店や宿泊施設として利用する場合、新品の方が顧客からの信頼も得やすいです。
新品のデメリットとしては、価格が高いことと、納期がかかる(2〜4ヶ月程度)ことが挙げられます。
しかし、長期的な投資として考えれば、トータルコストは十分に回収可能です。
中古がおすすめな人の特徴と注意点
中古のトレーラーハウスは、以下のような方に適しています。
1. 初期費用を抑えたい人
中古は新品の50〜70%程度の価格で購入できるため、初期投資を大幅に削減できます。
予算が限られている場合や、まずは試験的に導入したい場合には、中古が現実的な選択肢です。
2. すぐに使い始めたい人
中古トレーラーハウスは即納可能な場合が多く、契約から設置まで1ヶ月以内で完了することもあります。
急いで事業を開始したい場合や、短期間での利用を想定している場合に有利です。
3. リフォームやDIYを楽しみたい人
中古を購入し、自分でリフォームやカスタマイズを行うことで、オリジナルの空間を作り上げる楽しみがあります。
DIYが得意な方や、予算を抑えながら個性的な空間を実現したい方に向いています。
4. 短期間の利用を想定している人
イベント用の仮設施設や、2〜3年程度の短期利用を前提とする場合、中古でコストを抑える方が合理的です。
中古購入の注意点としては、以下が挙げられます。
- 構造体の劣化:床下、フレーム、タイヤ・車軸の状態を入念にチェック
- 水回りの問題:配管の錆、漏水、排水の詰まりなど
- 電気設備の老朽化:配線の劣化、ブレーカーの動作確認
- 断熱材の劣化:結露やカビの発生、断熱性能の低下
- 保証の有無:中古は保証が付かない場合が多いため、購入後の修理費用を想定
中古購入時は、専門業者による点検を依頼し、状態を詳しく確認してから購入することを強く推奨します。
カンバーランド・ジャパンやスペースホームなどの業者は、中古販売とリフォームをセットで提供しているため、安心して購入できます。
トレーラーハウス販売に関するよくある質問

トレーラーハウスの購入を検討する際に、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式で解説します。
設置に建築確認や許可は必要?
Q. トレーラーハウスの設置に建築確認申請は必要ですか?
A: トレーラーハウスが車両扱いを維持している限り、建築確認申請は不要です。建築基準法の適用を受けないため、建築確認や建築許可の手続きは必要ありません。ただし、自治体によっては設置届の提出が求められる場合があります。また、用途によっては営業許可(飲食店営業許可、宿泊業許可など)が必要になることもあるため、設置前に管轄の自治体や保健所に確認することをおすすめします。
ローンやリースは利用できる?
Q. トレーラーハウスの購入にローンやリースは使えますか?
A: はい、ローンやリースの利用が可能です。トレーラーハウスは車両扱いのため、自動車ローンや事業用ローン、リース契約が適用できます。金融機関や販売業者が提携しているリース会社を利用することで、初期費用を抑えながら導入できます。リースの場合、月々の支払いを経費として計上できるため、キャッシュフローの安定化にもつながります。ただし、ローンやリースの審査基準や金利は金融機関によって異なるため、複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。
耐用年数・実際の寿命はどれくらい?
Q. トレーラーハウスの耐用年数と実際の寿命はどのくらいですか?
A: 税法上の法定耐用年数は4年ですが、実際の寿命は適切なメンテナンスを行えば20年以上使用可能です。構造体(フレーム、床、壁)がしっかりしていれば、内装や設備の更新を繰り返すことで長期間利用できます。寿命を延ばすためには、定期的な点検(屋根、外壁、タイヤ、車軸、配管、電気設備など)と、必要に応じた修理・交換が重要です。特に、水回りと電気設備は劣化しやすいため、5〜10年ごとのリフォームを想定しておくと安心です。
移動・移設は簡単にできる?費用は?
Q. トレーラーハウスの移動や移設は簡単にできますか?費用はどのくらいかかりますか?
A: トレーラーハウスは移動可能ですが、実際の移動には専門業者による作業が必要です。移動作業には、電気・水道・排水の切り離し、トレーラーの連結、輸送、再設置、再接続が含まれます。移動費用は、距離やサイズによって異なりますが、30万〜100万円程度が目安です。短距離(同一市町村内)であれば30万〜50万円程度、長距離(県外)の場合は70万〜100万円以上かかることもあります。移動の際は、搬入路の確保や、移動先の地盤調査も必要になるため、事前に業者と詳細を相談しましょう。
展示場で実物を見学できる?
Q. トレーラーハウスの実物を展示場で見学できますか?
A: 多くのメーカーや販売業者が展示場を設けており、実物を見学できます。例えば、カンバーランド・ジャパンは長野県長野市に展示場があり、実際のトレーラーハウスを体感できます。展示場では、サイズ感、内装の質感、設備の使い勝手を確認できるため、購入前に必ず訪問することをおすすめします。展示場がない業者の場合でも、過去の納品先を見学させてもらえることがあるため、相談してみましょう。また、オンラインでのバーチャル見学や、動画での紹介を行っている業者もあります。
まとめ|トレーラーハウス購入で失敗しないためのチェックリスト

トレーラーハウスの購入は、用途や予算、設置場所、業者選びなど、多くの要素を総合的に判断する必要があります。
ここでは、購入前に確認すべきチェックリストをまとめました。
【購入前の準備】
- 用途と必要なサイズを明確にする
- 予算(本体価格+輸送費+設置費用+諸経費)を総合的に計算する
- 設置予定地の状況(敷地面積、地盤、搬入路、インフラ)を確認する
- 自治体への届出や営業許可の必要性を事前に調査する
【業者選びのポイント】
- 実績と施工事例が豊富な業者を選ぶ
- 保証内容とアフターサポートを確認する
- 見積もりの透明性をチェックし、複数業者から相見積もりを取る
- 展示場で実物を見学し、サイズ感や仕上がりを体感する
- 法令遵守と適切なアドバイスを提供してくれる業者を選ぶ
【購入時の確認事項】
- 契約内容(仕様、価格、納期、支払い条件)を詳細に確認する
- 保証期間と保証範囲、免責事項を把握する
- キャンセル規定と変更可能な範囲を確認する
- 引き渡し時の検査項目をリストアップしておく
【設置後の管理】
- 車両扱いを維持するための3つの要件(移動可能性、土地への非定着、適切な設置方法)を守る
- 定期的なメンテナンス(屋根、外壁、タイヤ、配管、電気設備など)を実施する
- 火災保険や動産保険への加入を検討する
- 自治体への設置届や営業許可の手続きを完了させる
これらのチェックリストを活用することで、トレーラーハウス購入の失敗を回避し、満足度の高い導入が実現できます。
トレーラーハウスは、初期投資を抑えながら、事業拡大や新しいライフスタイルを実現できる魅力的な選択肢です。
本記事で解説した価格相場、節税メリット、業者選び、購入の流れを参考に、最適なトレーラーハウスを見つけてください。


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